家族って何ですか?
東京の桜はちらほら散り始め
ました。
散り際に花芯が赤くなって
美しさと妖艶さを増してから
散っていきます。
こんな風に散り際まで美しく
生きたいですね。
あるイベントがきっかけで
この本を読みました。
瀬尾まいこさんの
「そして、バトンは渡された」
という本です。
これを読んで、家族とは何なのか?
と考えさせられました。
主人公の優子は、17歳までに
7回も家族形態が変わっています。
幼い頃母がなくなり、父は海外赴任。
再婚した母と暮らすも、その後父が
変わる。
「子は親を選べない」
という言葉がありますが、
優子はどの形態にも順応して
いきます。
親の方も、適度な距離感&対等性を
保って愛を注いでくれます。
確かに実の親だと、
「血のつながり」
というものに深い信頼があって
逆に相手への配慮がなかったり
不安から自分と同じ道を歩ませようと
コントロールしてしまったり。
私の家は、両親がまさに
「親なんだから子供は言う通りに
すべき」
と思っていて指示命令をされる感じ
だったので、なんか自分が否定を
された!!と感じていました。
優子は、いろいろな形で大人に育てられ
その中で自分が選んだのは、血のつながった
実の父ではなく、1番若いお父さん。
彼はだれよりも優子の心を思いやって
心によりそおうとしてくれた人
でした。
家族は血がつながっているから
という理由でうまくいく訳では
なくて、
「いかに相手を理解しようと
しているか。寄り添っているか」
という事なのかと思います。
そんな家族の形を考えたい人に
オススメの本です