優しさとは何ですか?
今日の東京は夏日。
半そででもいいような陽気。
昨日畑で作った小麦粉、近隣の
そば粉で「蕎麦打ち」をしました。
それを彼と一緒に頂きました。
大きな鍋でグラグラお湯をわかせて
さっとゆでて、水にさらして
お皿に盛りました。
2人でそれを頂くのですが、
彼がこんな事を言ったのです。
「りささんは、お父さんに
自分で作ったお蕎麦を食べられて
悲しい想いをしたから、今度は
僕がりささんに、よそって
あげるね」
と言って、お皿から取り分けて
くれました。
以前、我が家の年越し蕎麦の話を
彼にしたのです。
「私のお父さんは、自分が食べる事が
優先で、一緒の皿にお蕎麦を盛ると
どんどん食べてしまって、氣づくと
私の分がなくて、悲しかった」
それを彼に話したのを覚えて
いてくれて、今回のように
私を優先してくれたみたいです。
他人の喜びを祝うのは、あんがい
簡単です。
相手の哀しみに寄り添って、
そこに温もりを注げるというのが
本当の優しさなのかと思いました。
「優しい」という漢字は
「憂う人」と書きます。
一緒に悲しい気持ちに
寄り添ってくれる人です。
彼をみて、そんな優しい自分に成れると
いいなと思います。