「お前は着物が似合うな」と父に言われて泣いた!
父のリクエストで稲取温泉に行って
来ました。
目の前が海の絶景旅館。
私の父は貧乏人の子だくさんの
家に育って、苦学生でした。
昼間大学に行き、夜バイトして
弟の大学の学費を払ったほどの
苦労人。
貧乏生活をなんとかしたくて
すごい倹約&投資を続けていました。
そんな父は、昭和アルアルの
「立身出世」
みたいな話題が大好き。
私が、よい大学に入ったり、
一部上場企業に入った時は
とても喜んでくれました。
でもそれが私にはとても
大きなプレッシャーでした。
父の望む階段が登れた時は〇ですが
そうでなければ散々怒鳴らる、
なじられるからです。
「なんでお前は努力ができないんだ!
俺の時は。。。。。」
と延々と説教が来ます。
私はこんな風にいつも思って
いました。
「社会的に認められる私や
家で役にたつ私は〇
そうでない私はダメ」
父と話す内容は彼の好きな
株式の話か、仕事でうまく
いった話。
間違っても愚痴なんか言った日には
「なんであんないい会社
辞めたんだ」
と怒られるのが目に見えているので
そういう泣き言は言えないと思って
いました。
今回の旅行はそんな父とも
「温かい思い出」
がほしいんだよなー
と思いつつ、行きました。
旅館でカラフルな浴衣を
借りて、温泉に入って
着替えて部屋に戻ったらなんと
父から
「お前は着物似合うなー」
と声をかけられたのです!!
なんだか心がほどけていく感覚。
私はずっとこんな想いがあったのです。
「普通の女の子として愛されたい。
成果出してなくても
そばにいていいよ、と言われたい。
お前がいてくれて嬉しい」
存在として愛されたかったんですよ。
何が出来てもできなくても
愛されている実感をずっと欲しかった
んですね。
いつも
「何かをしなきゃ!
役にたたなきゃ
世間で認めらなきゃ」
と思って生きなくても、もう大丈夫
なんですね。