こんな私も愛してくれますか??
私は小さい頃から変わった子でした。
通信簿には必ずと言っていいほど
「協調性がありません」
と書かれているような子でした。
そもそも
「なぜみんなと合わせなければ
ならないのか?」
が分からない。
幼稚園の先生が前に立って
お遊戯をしている時も
なんだか棒立ちしていました。
心の中で
「先生は大人なのに、こんな
幼稚な動きをして大変だな」
と不思議に思っていました。
大人から
「これが普通でしょ。
これをしなさい」
と命令されるような事が全て
嫌でした。
自分が納得している事はOK
なのですが。。
母から最初に叩かれた時の事を
よく覚えています。
母が、近所のおばさんに
普通に話している私にむかって
「目上の人は敬いなさい」
と注意した所
「生きた中身によるよね」
と、とっさに返して、平手が
飛んで来ました。
私は何が起こったのか分からず、
ただ驚いていました。
また10歳くらいから中学受験が
始まったのですが、当時の受験勉強は
まさに「暗記」が多くて、外側の知識が〇で
自分で考えた事はどうでもいい世界。
ただ塾のテストの点数がよいと母が
笑顔になるので、必死に頑張っていました。
成績がよくなると、母がテストの結果が
届くのを心待ちにしているのが分かります。
自分の得意な事で頑張るならまだしも
「みんなと一緒、誰かの正解」
をするのが、根っから苦手な私です。
受験勉強が本当にしんどくなって来たの
ですが、母のがっかりする顔を見るのも
辛くて、勉強もさぼれず、とうとう
拒食症になっていきました。
私の両親は、二人とも
「世間的な成功が幸せ」
とその型に私を進めさせたかった
のだと思います。
それがとってもしんどくて
幼稚園でも学校でも、そこの型に
はめられるのが嫌だったんだなーと
今は思います。
拒食症になったり、幼稚園で棒立になって
いた私は
「お母さんの思い通りじゃなくても、
私を愛してくれますか?」
という叫びをつきつけていたのでしょう。
子供の反抗期は親の愛を試す行為なんですね
ここをしっかりできると自分の存在に対して
安心が増えます